妊娠線を目立たなくする治療は美容皮膚科で
出産後、目立ってなかなか消えない妊娠線に悩む女性は珍しくありません。妊娠線は腹部の急激な膨張に皮膚の伸びが追いつかず、縦にミミズ腫れのような線ができることです。腹部にできることが多いのですが、乳房や臀部、足にできることもあります。また、急激に太ったり筋肉がついたりした場合も、妊娠線同様の症状がでることがあり、こちらは「肉割れ」と呼ばれているのです。
妊娠線を薄くする治療法としては、クリームによるマッサージやエステでの施術が一般的です。しかし、それでは皮膚の一番表面しか作用しません。妊娠線を治療するには、皮膚の奥の部分にある真皮層に働きかけることが重要です。そのような治療ができるのは、美容皮膚科や美容外科です。
妊娠線を治療する方法は複数あり、美容皮膚科によって行っている治療が異なります。代表的なものには、お腹に高周波をあてて真皮を収縮させ、コラーゲンを修復させる「サーマクール」や、ペン状の機器で皮膚を傷つけて成長因子を流し込み、皮膚の再生を促す「ダーマペン」などがあります。どの治療が自分に合っているかは実際に診察を受けないと分かりません。ですからまず美容皮膚科を受診し、医師の診察を受けましょう。そうすれば、自分の妊娠線の状態や適した治療方法を教えてもらえます。
妊娠線の治療は自由診療です。費用は治療法や病院によって異なりますが、数万円~10万円代が相場です。また、妊娠線の状態によっては完全に消すことは不可なケースもあります。しかし、クリームでのマッサージやエステでの効果が実感できなかった人でも、妊娠線をかなり目立たせなくなることはできるでしょう。妊娠線に悩んでいる人は、一度美容皮膚科を受診してみましょう。