クレーター肌の原因と美容皮膚科での治療とは
ニキビがよくできるかたや、過去にニキビができた経験があるかたの中には、肌のクレーターに悩んでいるかたが多いのではないでしょうか。
クレーターは、毛穴が炎症を起こして肌が傷つき、コラーゲンが壊れることが原因で起こります。そして毛穴が炎症を起こす原因として挙げられるのが、ニキビです。ニキビができて角質層が破壊されると、その部分がへこんでしまいます。そして表皮にクレーターができるのです。角質層は自然に治ることがほとんどありません。そのため、自分で治療することは難しいです。
さらに、ニキビ以外にも皮膚炎や帯状毛穴などによってクレータができます。皮膚炎が起きていると肌ダメージが起こりやすいため、放置しているとクレーターが悪化します。炎症がくり返されると、さらに悪化するでしょう。帯状毛穴というのは、開いた毛穴が連なって帯状になった状態のことです。老化によるコラーゲンの減少などが原因で起こります。帯状になった毛穴は、クレーターのように見えることがあります。
クレーターを治療するには、美容皮膚科での治療が効果的です。たとえば、皮膚再生療法という方法があります。これは、ダメージを受けた皮膚の深部に直接新しい細胞を送る治療法です。肌の内部からアプローチするため、クレーターだけでなく弾力がアップするなどの効果も期待できます。
他には、レーザーによる治療もあります。レーザーによって肌に適度なダメージを与えることによって、肌が自ら再生することを促します。
レーザー治療にはさまざまな種類があり、ダウンタイムの有無などが異なるためよく相談してください。
さらに、ダーマペンを使用した治療法もあります。ダーマペンとは、肌に非常に小さな穴を開けて成長因子を入れる治療法のことです。ニキビ跡の治療や小じわ治療に用いられています。他にもさまざまな治療法があるため、美容皮膚科で相談してみてください。
若さをいつまでも!顔のたるみを改善
顔のたるみは、加齢だけが原因ではありません。肌の乾燥もたるみの大敵です。肌が乾燥してしまうと、新陳代謝が落ちやすくなり、角質がはがれにくくなります。角質は、水分を殆ど含んでいないため、皮膚の表面がカサカサの乾燥肌になってしまいます。保湿が十分に保てない状態になり、顔に張りや弾力が無くなってしまうのです。
対策として、肌をみずみずしく保つ、保水をしっかりと行うことがポイントです。この準備段階が、コラーゲンやヒアルロン酸配合の化粧品を使う効果を高めます。濃厚な保湿成分を肌に与えることで、たるみの改善につながるでしょう。
紫外線にも注意が必要です。紫外線が真皮まで入り込み、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出す細胞を傷つけてしまいます。コラーゲン不足により、皮膚の老化現象が始まるのです。UVケアは、夏場だけではなく一年を通して行いましょう。特に、光老化の原因であるUVAを如何に抑えるかが重要です。睡眠不足も一因です。充分な睡眠を得られないと、コラーゲンの減少を引き起こしてしまいます。その結果、筋肉が衰えてしまい、顔のたるみに繋がってしまうのです。成長ホルモンの分泌を盛んにするために、質の良い眠りを取るようにしましょう。
また、顔の筋肉である表情筋を、普段からあまり使わないでいると、たるみが目立ってしまい実年齢よりも老けて見えてしまいます。猫背や姿勢が悪いのも原因です。姿勢が悪いと、表情筋の緊張している部分と緩んだ部分との差が大きくなります。そのため、顔のバランスが崩れてしまい顔にたるみができるのです。顔の筋肉を使い、意識的に口角を上げるようにしましょう。そうすることで、頬が上がるようになり、顔に立体感が生まれます。
肌に弾力が出て、見た目の印象がアップするでしょう。
顔がたるむ前の早期予防を意識すると共に、たるみを改善するためにはスキンケアとエクササイズが基本になります。いつまでも、みずみずしいお肌であり続けましょう。